ポルトガルという国を意識して気にするようになり、いつか必ず行こうと思うようになったキッカケは、Dulce Pontesの「O Primeiro Canto」。タワーレコードの視聴コーナーに並んでいたジャケットに惹かれて視聴、強烈なパンチを食らいソッコー購入した。アルバムがリリースしたばかりの年だったから2000年あたりだったはず。これがFadoを音楽として聴いた初めての体験だった。
モロッコの初パンチはBrian Jonesの「The Pipes of Pan at Jajouka」。家に遊びに来た友達が持って来たCDを聴いてノックアウト。1995年頃だった。このアルバムは、モロッコ北部リフ山塊の村Jajouka(ジャジューカ)の伝統音楽をRolling StonesのギターリストBrian Jonesが録音し、彼の死後リリースされたもの(1971年にLPリリース、1995年にCDリリース)。トランスミュージックのひとつと見なされたりもするようで、確かに呪術的でエキゾチック。ぱぴのこ的には心が弱っている時には聴けない、強すぎるパワーが溢れるアルバムだが、その強烈さがまたシビレルのである。