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2008-04-26(Sat)

りく君

昨日の出来事。18時過ぎに代官山の会社を出て駒沢通りを歩いて恵比寿に向かう途中、歩道脇に小さい男の子がポツンと立ち尽くしていた。あたりは暗くなり始めて風が冷たい。なのにその子は短パンに長袖Tシャツ、素足でスニーカーという軽装、寒そうにしている。目が赤くなっていて目の周りには涙の跡。なんかおかしいと思って声をかけた。

ぱ「どうしたの?ママは?」
子「わすれものとりにいっていなくなったから駐車場とかコンビニとかみにいったけどいないの」

どうやら母親とはぐれた模様。利発そうなかわいい男の子で人見知りせずしっかり受け答えする。色々聞き出してわかったこと。りく君、5歳、道路脇のマンションに住んでいて母親と出かけるところだか帰ったところだかで母親が忘れ物を取りに戻ってどこかではぐれたということ。でも家の目の前だしはぐれるなんておかしくないか?母親に何かあったのだろうか??もしくは母親は母親で子供が見当たらずあちこち探し回ってるかもしれない。ドキドキしながらとあえずりく君の手を取りマンションのエントランスへ向かった。りく君の手はやけに小さく、そして冷たくて、なんとも言えない気持ちになってしまった。

ぱ「部屋番号わかる?」
り「わかるよ!にーまるに!」

念のためオートロック式エントランスから呼び出しボタンを鳴らしてみる。応答なし。

ぱ「ママの携帯電話の番号わかる?」
り「うん!にーまるに!」
ぱ「にーまるにはりく君のお家の番号だよね。ママの携帯電話はわからないかな?」
り「にーまるに!」

5歳児だもの、わかるはずないよね。無人のマンション管理室の窓に管理会社の連絡先があったからそこに電話してみようと思ってたらマンションの住人が現れエントランスドアが開いたからとりあえず入ってみた。家の前で念のため鍵持ってないかと訊いてみたけどもちろん持っていない。むむむ。

困ってしまったぱぴのこ、チャイムを鳴らしてみようと思いドアの前に立つと、ドアが少し開いている。あれ??声かけながらドアを開くと中は真っ暗。玄関は雑多な物で溢れ、かなりちらかっている。すごく複雑な心境..

ぱ「ママかパパの電話番号書いてある紙とかあるかな?」
り「うん!ある!でんわのところにあるよ」
ぱ「その紙持って来てくれる?そしたらおねえちゃんママかパパに電話してみるから」
り「でもねりくとどかない」
ぱ「そっかー、壁の高いところに貼ってあるんだね。じゃあおねえちゃん一緒にお家に入って紙見てもいいかな?」
り「いいよ!こっちこっち!」

りく君は家に入れて少し安心したのか元気を取り戻したように見えた。りく君の案内でおそるおそる家の中に入ると、居間に向かう小さな廊下も、居間も、どこもかしこも、ごちゃごちゃ...見ず知らずの他人が家に上がったと知るとりく君の両親すごくいやな思いだろうなぁ...でも仕方ないじゃん!

壁に貼られた紙はりく君の幼稚園の連絡網だった。幼稚園か他の園児のところに電話するという手はあるけど、その前にもうちょっと探してみようと思いまわりを見渡すと、ちょっと離れたところに何やら器械があってそこに名刺が貼ってあった。名前からするとりく君の父親っぽい。携帯の番号も書いてあったのでかけてみると、幸いりく君の父親だった。事情を説明するも明らかに怪しむ父親。そりゃそーだよな。でもちゃんと自己紹介し説明を繰り返すうちに信じてもらえたようで、母親に連絡を取って母親から私の携帯に電話をしてもらうことになった。

母親からの電話を待つ間、りく君はあれこれずっと話していた。私は居場所に困りなるべく玄関に近いところでしゃがんで座り、りく君の話相手をする。しまじろうのDVDを観出したりく君、喉が渇いてカルピス飲みたいと言い出す。

ぱ「自分で作れる?」
り「できない。カルピスがとれないから」

冷蔵庫の上の方にあったカルピスの原液を取り出し作ってあげた。ゴクゴク美味しそうに飲むりく君。するとぱぴのこの携帯が鳴った。りく君の母親だ。

りく母「すいませーん!5分ぐらいで着きますので」

ん?なんか、子供とはぐれた母親という感じじゃない。ちっとも取り乱していない。少しして母親到着。すらっとしたきれいな人だった。洋服屋の袋を手に提げている。

りく母「すいませーん!叱ってずっと泣いた後寝たから寝てる間に銀行とか用足しに出かけてたんです。ほんとすいませーん、ありがとうございます。りく、外に出ちゃだめって言ったでしょ?」

..........なんぢゃそりぁー!!!!!子供が寝てる間にひとり買い物に出かけてただと?!寝てたりく君は起きたらママいなくてあちこち泣きながら探しまわったんだぞ!ありえねー!!!!!

すぐに靴を履きりく君にバイバイと手を振ると、りく君が寂しそうな顔をしたように見えたのは気のせいだろうか...ドアが閉まって数歩歩いたところでドアが開き母親が顔を出し言った。

りく母「あのーすいませーん。うちの主人の携帯番号はどうやって...」
ぱ「名刺が貼ってあったので」
りく母「あ、そうですか。そうですよねー。すいませーん」

.........きっさまー!!!この期におよんでなんぢゃそりゃ???何を疑ってやがる!!!あー気分わる!まーいい。とにかくりく君が無事で何より。もしりく君に声かけてなかったら母親はもっと遅く帰って来ただろうしりく君は寒い外で待ち続けたかもしれない。いや、私じゃない誰かが保護したかもしれない。いずれにしろ無事でよかった。

子育ては大変だと思う。子供のいない私にはわからない、想像を絶する大変さだと思う。りく君のママも一生懸命りく君を育ててるんだと思う。でもね、なんか、りく君がかわいそうに思えてならない...

りく君、元気でね。
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