国立新美術館で開催中の「
ルノアール展」へ。平日昼間でもなかなか混み合っておりました。

ルノアールは特別好きというわけではなかったけどキレイはキレイだった。特に女性の肌の透明感、瑞々しさが美しかった☆が、背骨に沁みる感動は殆どなかったよのね。でもこれが大好きなモディリアーニだったら全然違う感覚と感動が押し寄せるから不思議。この「好み」って一体どこから来るものなのか??
ルノアールでなんだかやたらとヘトヘトになってしまった後、森美術館で開催中の「
医学と芸術展」へ。

どんな展覧会かよくわからないまま行ったのだが、いやーまったく、めっちゃくちゃおもしろかった!ダ・ヴィンチの直筆解剖図(頭蓋骨、脳、肝臓)から始まって、
プラスティネーション処理を施した人の断面スライス(!!!
人体の不思議展で沢山展示されていたようだけど私は初めて見た..)、昔の人体切断用ノコギリ(いわゆる普通のノコギリにしか見えなかった..)、人の頭蓋骨を無くなるまで巨大サンドペーパーで削った作品、被写体の死の直前と直後のポートレート、象牙で作った人体のミニチュア解剖人形、貞操帯、老人ホームにいる実年齢のアメコミヒーローたち、DNA二重螺旋のオリジナル鉛筆画、などなどなどなどなど...ショッキングだったりびっくりだったり笑えたり感動的だったりと、とにかく夢中になるものばかり。
アルヴィン・ザフラ「どこからでもない議論」2000年 Courtesy Osage Gallery面白過ぎてちゃんと考えて消化してない気がする。展覧会は2月28まで、もう一度行こうかしら。
展覧会最後に「
不平の合唱団」の映像を鑑賞。その東京編の技術指導&指揮をRaB女将が担当していたので映像にたっぷり映ってたよ☆
不平、不満という負のパワーを音楽というフィルターを通すことで楽しいものに見事に変えてしまったのだ。Viva! Power of music!!