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2008-02-18(Mon)

鼻水と涙の東京マラソン2008


※メッチャ長文御免!


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◆出場までのイキサツ◆

さむさむの雨の日行われた昨年の第一回大会の生中継をぬくぬくの布団にもぐって観戦してるうちに、なんかこれはいいのではないか!と一瞬思ったが、それは文字通り一瞬思っただけで本気にどうこうではなかった。が、去年の夏頃だったろうか?「東京マラソンはお祭りだし、とりあえず申し込むべし」という声がまわりからちらほら聞こえて来て、万が一当選したらそれからトレーニング開始でも間に合うという話だし、そういうことなら私も、という軽い気持ちでエントリー。そしてなんと見事当選!当選しちゃったらどうしようと心配しつつも、なんだか当選がものすごく嬉しかった。

が、大喜びしたのも束の間、当選しましたメールが届いたのが昨年の10月5日の金曜日で、翌日の6日土曜日クライミング中派手にフォール、右足首を負傷というなんとも情けない事態勃発。本気で走る気満々だっただけにショックが大きかった。全治2か月を宣告されたが大会まで4か月あるし、なんとかなる!なんとかする!と意気込む。

怪我の回復は自分で思ってたより遅く、そこそこ治って来てもいまいち調子が良くない。クライミングも走りもどんどんモチベーションが下がり、寒さと怠けでますます引きこもる日々が続いた。そうこうしてる内に1月27日が来た。東京マラソン出場の前哨戦として、当選発表のだいぶ前に申し込んでいた新宿ハーフマラソンの日である。練習不足どころか、まさにぶっつけ本番状態で出場。当然完走ならず。ひどいありさまだった。

こんなんじゃあ東京マラソン完走は無理だー!と誰が見ても火を見るより明らかな現実に改めて愕然とするアホなぱぴのこだが、それでもスタートラインには立とうと思うのであった。新宿ハーフの後東京マラソン当日を迎えるまでの間、練習は5キロランニング1回と10キロ弱歩き1回のみ...

大会前々日の金曜あたりからようやく真剣になり、大会案内を読み漁ったり当日のウェアやら携帯食やら揃えたりひとり勝手に忙しな気。昨年の完走率が96%台、なんとかなるんじゃないかと淡い期待をしつつも、欲張らずやれるだけやるという気持ちじゃないといかん、と自分に言い聞かせる。カーボローティングは日頃からばっちり心がけていたから問題なし。あとは作戦かー。単純計算だと1キロを10分弱で走り続ければ制限時間内に完走出来るはず。でもスタートまでに時間かかるしトイレやらなにやらで予定通り行かないのは明らか。むむ。というところで同じく大会に出場するFJ氏からステキなアドバイスを頂く。「クライミング同様、もうだめだ!ってなる前に休むのが大事。歩けなくなったら終わりだから、例えば5キロ30分で走って次の5キロを1時間で歩く、これを4セット繰り返せばいい」という作戦だ。な~るほど!それで行こう!(本番2日前に言うセリフではないと思うが...)

何はともあれ、大会前日に無事受付も済ませ、当日を迎えたのであった。

******************************


当日朝は5時起床、支度したりご飯食べたり猫たちにちょっかい出したりしてゆっくり過ごし、7時過ぎに家を出てスタート地点の新宿都庁へ向かう。トイレが混みまくるとの噂だったので新宿駅でトイレに行っておく。会場近辺はすでにやんややんやの人の海。わくわくするようなでも落ち付いているようなこわいような変な気持ち。走る格好を整え預ける荷物をまとめていると、すぐ目の前に知り合いのトモちゃん発見。出場することは知っていたけど待ち合わせしていなかったのになんたる偶然。なんだか嬉しい遭遇でありました。

人だかりをかき分けかき分け指定の荷物預かり所へ向かう。荷物は支給された袋に入れて、各自指定された番号のコンテナに預けるのだ。そしてゴール地点の有明ビックサイトでこれを受け取る仕組み。荷物を無事預け終えると何やらトイレに行きたい。トイレの列最後尾に並んで見たけどそろそろスタート地点に移動しないとまずい。諦めてスタート地点へ。スタートはエントリー時自己申告したマラソン完走タイム順に9ブロックに分かれていて前のブロックほど速い。6時間(もちろんハッタリ)で申告した私は後ろから2番目のブロック。

ブロックへ整列完了してからスタートまでしばらくイモ洗い状態の路上でひたすら待機。さぶい!でも空は青々と快晴、澄んだ空気がぴりりと気持ちイイ!遠く遠く先のスタート地点ではオープニングセレモニーが行われているが、ケツのまたケツの私の方まではな~んの気配も届いて来ない。沿道で待ってくれている友達と連絡取ったり応援してくれている友達にメール送ったりしてそわそわそわそわ。だってトイレ行きたいんだもーん!じっとしているから寒いし余計トイレに行きたい。スタートしたらどこぞのセブンイレブン(セブンイレブンは大会のスポンサーになっていてコース上の店舗のトイレをランナーに貸し出してくれる)に飛び込もうと思いながらひたすら耐える。

<スタートを待つイモたち>
20080217183654_20080218180643.jpg


そうこうしているうちにいつの間にスタートの号砲が鳴ったもよう。じわじわイモたちが動き出した。じわじわじわじわ。ひたすらじわじわ。やっとこさスタート地点と檀上で手を振る石原都知事が見えて来た。そして私がスタート地点を通過出来たのはスタート15分後。まあ予想はしていたことだし焦らず早足で歩き出す。だって走ると膀胱が...

<スタート目前!>
20080217183448.jpg


小走りしたり歩いたりしながら新宿の大ガート下を通る。沿道には応援の人たちであふれかえっている。うぉー!なんかすごーい!と感動しつつもトイレ探しに余念がないぱぴのこ。スタートから1.5キロぐらい過ぎた靖国通り沿いにセブンイレブン発見!飛び込んでみると長蛇の列。でもこの先も同じ様な状態だろうし待とう。が、しばらく待つもなかなか列が前に進まない。店舗の裏方は入り組んでいてトイレが見えず、どれぐらい並んでいるかわからない。前の方の人に訊いてみるとまだまだだいぶ人が並んでいるとのこと。5キロ地点の関門通過までの時間を考えると待っている場合ではない!その前に沿道で待っている友達にも会わなきゃいけない。急げや急げー!諦めてセブンイレブンの外に飛び出すと、道路はガランドウ。一瞬目が点になり、びっくりし、焦った。10分ほどもたついている間にほとんどランナーがいなくなっている!くわ~!やばーい!せっせと走る。友達を探す。そして目に飛び込んで来た「55220パピノコ」の文字。無事ご対面!

<拾った段ボールの切れ端でこさえてくれた看板に喜ぶぱぴのこ> ラパス
717779781_238_20080218112823.jpg


友達ふたりから差し入れを受け取り記念撮影。この差し入れがすごい。プロテインウエハース、リップクリーム、大福×2、羊羹小×2、キャラメル1箱とちょっとした荷物。小さいウエストポーチを腰に巻いていたけど中には先住物があって差し入れは入らなさそう。コンビニ袋を手に下げ走り出す。この先これらをどうしたもんか、心配しつつも寒い中わざわざ駆けつけてくれたことがものすごく嬉しく、一瞬膀胱からのSOSもすっかり聞こえなくなった。大将、チャンプ、ありがとう!

いっぱい元気をもらってタッタカタッタカ快調に走る。そして列の短い公衆トイレを見つけてなんとか事を済ませてひと安心。さー行くぞ!関門閉鎖15分前になんとか5キロ関門を通過。アブナイアブナイ。でもここで安心なんてしてられない。この先もずっと関門が待ち構えている。自分のペースを考えると当初の5キロ走って5キロ歩く作戦は実行不可能で、ゆっくりでも走り続けないと完走は無理。脚が完全に動かなくなったらオシマイだ。ゆっくりゆっくり走り続けろ!関門閉鎖時間とのデッドヒートが始まった。

焦る気持ちをなだめながらきつくない程度に走り続ける。そして途切れない沿道の声援、多くのボランティアのみなさんの働きに触れているうちに、あーなんてありがたいんだろう、と感動で胸がいっぱいになって来た。すごく楽しくて気持ち良くて、全然辛くない。気づいたら皇居前を通過し10キロ関門の日比谷公園前を閉鎖時間15分前に突破していた。

この先は品川で折り返して来る前の方のランナーたちとすれ違う。友達や前の会社の上司の姿を探しながら走る。予想していなかった知り合いとすれ違い、FJ氏とすれ違いなんだかやたら嬉しくなって元気モリモリ。そして気づいたら15キロ関門を突破!今回も閉鎖約15分前。このギリギリ加減が精神的に疲れるのぅ。

友達からの差し入れや持参の非常食は消費&整理してなんとかウエストポーチとパンツのポケットに振り分けられた。2~3キロおきの給水は毎回摂取。食糧もアミノバイタルプロ(顆粒)もたっぷりあるし、食糧の心配がないこと自体すごく心強い。

<品川の折り返し地点(15キロ関門)>
20080217183529.jpg


先日の新宿ハーフマラソンでは15キロで脚が痛くて走れなくなったのに、今回はなんか全然平気。まだまだがんばれそう!全行程の1/3走り終えて残り2/3だ!でもこの先は全く未知の世界。果たしてどうなるぱぴのこ?!

品川の折り返し地点を過ぎたあたりから向かい風になって来たのもあり微妙に辛くなって来た。そして予想通り鼻水がちょろちょろ。これに備えて用意して来たソフトな手触りのハンカチを取り出し拭き拭き走る。その時、つい15分前に走り過ぎた折り返し地点前のコースを棄権者を収容するはとバスがするする~っと走ってるではないか!...あれにゼッタイ収容されたくなーい!!!ストレッチして羊羹食べて気合注入!せっせせっせ走る。どこか痛くなりそうになったら数歩歩いてまた走る。そして無事20キロ関門通過!

そして目に入って来た見慣れた光景。おぉぉ?これはもしや、有楽町?!わ!中間点の看板ハッケーン!キャッホッホーイ!半分完走!ってことは、念願の銀座の街を走れるってこと。うぅ..うれぴー!

<中間点!>
20080217183535.jpg


銀座と浅草の街を走りたい。それが東京マラソンに惹かれた理由のひとつだった。でも今回それは無理かもしれないと思っていただけに、それが叶えられるなんて感動もひとしお。嬉し恥ずかしの銀座通過、なんか、格別気持ち良かった。オサレな街銀座のど真ん中で鼻水拭き拭き走る私最高!

<銀座4丁目交差点!>
20080217183537.jpg


さー次は浅草だ!がんばれぱぴのこ!でもちょっとずつきつさが増して来る。心配になって来る。そんな中、チョコやアメ、その他さまざまな補給食を手にした沿道のみなさんが増えて来た。黒砂糖や塩、みかんなどなどをもらって元気付けられる。そしてここでとどめの一発。すずめちゃんから「雷門で見てるよ」のメールが!えええ!きいてないよー!と大喜びしてぐんぐん走る。が、「もうすぐ着く」と返信したものの、なかなか雷門が見えて来ない。ひたすらえっちらほっちら。

無事25キロ関門も通過してあと少しで雷門!辛くなったらストレッチしたりアミノバイタルプロ飲んだり。雷門を過ぎるまでペースを落とすな!えっほえっほえっほえっほ...そして見えて来たよ、雷門!バンザーイ!!

<雷門!>
20080217183547.jpg


すずめちゃんどこー?!と見まわすも、口がポカーンと開いちゃうほどの人だかり。大勢の人たちに見られる中立ち止まってすずめちゃんを探し電話をかけてみるも見当たらず。あれー?あれー?と焦りつつ先に進む。結局会えないまま浅草を折り返し銀座へ向かう。途中すずめちゃんからメールが来た。私が通り過ぎちゃったと思って私が雷門通過する5分前に現地を離れたんだそうな。うぅ、せっかく来てくれたのに、私が遅いばかりに...すずめちゃん、ザクちゃん、ごめんよー!でも、おかげで浅草まで頑張れたし、その頑張りのおかげでその先もがんばれたのだ!ありがとう!!!

さーそして、なんとか余裕があったのもここまで。それまではずっと沿道の声援に応えて笑顔で手を振って来たけど、30キロ関門をまたしてもギリギリに通過したあたりからペースが落ちて来た。心も体もギシギシ、脚が思うように動かない。ま、まずい、このままじゃ完走出来ないかもしれない...そんなの、いやだー!と思った瞬間、涙がはらはらとあふれて来た。ここまで来たのに、完走出来ないんて、ゼッタイいやだ!いやだー!ますます涙ポロポロ。鼻水ずるずる。手の甲で涙をゴシゴシ拭き取る。ん?視界がおかしい。左目のコンタクトが外れたー!立ち止まって着けなおそうと試みるもうまく行かない。焦る。悲しくなる。ええい!コンタクトを給水所のゴミ箱に捨てる。

沿道の声援に応えられない。見ず知らずの私に向かって手を振り声をかけてくれている人たちの気持ちに応える余裕がない。そんな自分が情けなくて腹が立つ。誰のおかげでここまで走ってこれたと思ってるんだ!自分を叱ったり、なだめたりの繰り返し。そしてまたポロポロ泣く。鼻水の勢いは増す。

今までよりギリギリのタイムで35キロ関門通過、トイレに行ってリフレッシュ。ひーこらひーこら、時々涙、常に鼻水。再び銀座4丁目交差点を通過し築地方面へ。築地本願寺が目に入った。どこをどう走ったのか覚えていない。37キロを知らせる看板が見えた。その先に橋。登り坂だ。止まるな止まるな。そのまま走れ。橋の坂を登り始めたころ私を呼ぶ声。ふと沿道に目をやると会社の人が自転車に乗って手を振っている。応援行くからと言ってくれていたけどここにいたのか!どんだけ嬉しかったか!どんだけ元気が出たか!完走しないでたまるかー!!!

<鼻水&涙ふきふき@37キロ過ぎ> Masaki
画像-0026小


38キロあたりから走れなくなった。力の限り歩いた。泣いた。鼻水拭いた。アミノバイタル飲みまくった。海からの向かい風がキリリと冷たい。走れないからどんどん体が冷える。夕暮れの気配にますます寒さが身にしみる。沿道の一所懸命の声援に痛々しさがまじっている気がした。諦めるもんか!

時間的にはゆっくり歩いてもギリギリ大丈夫そうだった。でもゆっくり歩くのはなんか悔しくていやだ。変な意地みたいのに押されて全力で歩いた。あとから思い返してもなんでそんながむしゃらに歩いたのかわからない。走れない自分が悔しかったのかもしれない。

39キロ、40キロ、41キロの看板が目に入る度に涙がにじむ。そして最後の角を曲がると、ゴールゲートが目に入った。そしてその手前に42キロの看板。看板前まで来ると立ち止まり、屈伸して深呼吸。涙があふれて止まらない。そこからゴールまで、最後の195mを走った。ゴール直後涙が止まった。鼻水は止まらない。

<戦友たち>
20080217183833.jpg


応援してくれたみなさん、見ず知らずの私に声援を送ってくれた沿道のみなさん、沿道にかけつけて応援してくれた大将、チャンプ、すずめちゃん、ザクちゃん、マサキさん、そして大勢のボランティアと関係者のみなさん、ほんとにありがとうございました!誰一人かけても私は完走出来なかった。目いっぱい心から大感謝!

ありがとう!



<記録(非公式)>
東京マラソンタイム2


※完走に想うことはまた後日。

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沿道の声援

#たばっち、

私マラソン大会出たの東京が初めてだったんだけど
沿道の声援があんなに力になるものだとは思わなかったよ!
ほんとすごいよね!

私も気がはやくてさー、今日早速ちょっとだけ走っちゃった♪

No title

河口湖マラソン走った時も思いましたが、沿道の声援ってかなり力になりますよね。
気が早いですが、楽しみになってきました!

泣き虫

私もたいがい泣き虫だけど、お豆さんもなかなかですねv-290

ありがとうv-344

ゴールシーン

泣いてるぱぴのこを見て笑ってみたけど、やっぱりうるる・・・涙腺ゆるい私の巻。。。

ぅぅ..

お豆さーん!v-406

ここで号泣シーン観れるわよ。
http://www.ntv.co.jp/tokyomarathon/goalmovie/

No title

コレ読んで泣いてます。

ゴールシーン

Yusukeちゃんと観れた?アクセスしたけどちびっと走ってしばらく静止、ちびっと走って静止の繰り返しで通して見れないのよね。ほんとに泣きながら走ったんだよねー、むう。思いだすと泣きそうになる...v-406

No title

東京マラソンのサイトでゴールシーンムービーを観ましたよ。
本当に泣きながら走っていたんですね。

大五郎

#ふ、

さんくす!

涙をパワーに昇華するスペシャルな才能があるみたいv-391

No title

後半はず~~~っと大五郎状態だったとは!
よく頑張ったねv-16

ありがとう!

#Yusuke、

7時間近くも時間があれば色んなことが起こるもんですな。でもそんなに長く感じなかったんだよね。来年一緒に走れたらいいねv-315

#OKUちゃん、

おつかいほったらかしで応援してくれたなんて...ぅぅぅv-406ほんとに、ありがとー!!!その想いが届いたから完走出来たのだ!感無量!

完走おめでとう!

おつかいを頼まれ、出かけようとしていたけど
ぱぴちゃんの様子が気になって仕方なく
ずっとパソコンでタイム追っていたよ!(ラストー!って感じで)
完走した瞬間は、パソコンの前で大感動!!
お疲れさま!!

No title

6時間42分、いろいろありながら走っていたんですね。私も走りたくなってきた。
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papinoko

Author:papinoko
扶養家族:ぴのこ&ぱぴこ&ちこ&やこ
好きな食べ物:きのこ

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